●093 川邊の逍遙 かわべのしょうよう 〇さびしきよいのこころやりに

 表題:川邊の逍遙[川辺の逍遥]
 読み:かわべのしょうよう

 収録:(A)N.T樂譜 13 大阪音樂學校楽友會 1923(T.12).12.20 ◎[A2-22] Copy=[P22]
    (B)田中銀之助作曲集 ◎[A3-12],Copy=[Ka12]
    (C)女子音樂教科書<未確認>

 記譜:(A)(B)同声&混声四部合唱の2種あり(伴奏なし) 変ロ長調 3/4
    (C)同声四部合唱

 インチピット:ソソ|ミレドラ|ドシラ

 曲:田中銀之助(1880-1947)
 詞:犬童球渓

 ※ N.T樂譜 表紙は逍遥、楽譜は逍遙
   再三版(S)?では川辺の逍遥になっている!


[詞] ※N.T樂譜より

1.淋しき宵の心やりに
  小川のほとりたどり來れば
  流るゝ水は變らざれど
  遥けき昔胸にぞうかぶ

2.笹舟うかべ花をのせて
  流しゝ春を思ひやれば
  霞のとばり遠くへだて
  さゝやくものはたゞこの小川

3.幼なすさびに裳裾ぬらし
  遊びし夏をおもひうかべ
  其(そ)の世の友を水にとへば
  こたふるものはたゞこの小川


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